豊富な時間
在宅勤務に慣れてきたころで、緊急事態宣言が解除される。
来月から、いわゆる「あたらしい生活様式」で普段の生活が開始される。
根拠も心もとない中対策を考える。考えて最善を尽くすことが大切なのだろうけど、考えたこと、考えた時間自体が無駄になることも多い。虚しさと、たまった業務に対するため息が生まれる。
自粛期間中外出先も少なくなり、自宅で過ごすことが増えた。
何気なくユーチューブを見る時間も増え、ユーチューバーのすごさを実感。それと過去の番組を見れるのもとてもありがたかった。
作業しながらBGM代わりにユーチューブを流すことが多く、今行き着いたのは、過去のラジオ番組を順番に聞いていくこと。
しばらくラジオを聴く習慣がなかったので、ラジオの面白さ、手軽さ、身近さに感動してしまったの。
まずは、目は自由に使えること!
ユーチューバーもお話上手だけど、画面を見ないとなんの話をしているのかわからない。ただただ流してもどんな内容なのかあまり頭に入ってこない。BGMとしての役割にはなっているのかもしれないけど・・・でも流しているだけだと、その人の話し方の特徴とかトーンとかが耳に入ってくるだけになってしまう。
その点、ラジオだと、もちろん音声のみの番組なので、ラジオパーソナリティの話す言葉だけが情報源となる。状況説明も言葉だからイメージしやすいし、自分も想像できたりそんな時間も持てる。
音楽を流す時も、パーソナリティの想いを聞けたりする。
その曲がただの1曲ではなくて、意味のある曲に変わったりする。
ラジオ好きになったな。
今は朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0が好きで順番に聞いていってる。
お二人ともお話面白いしテンポもいいし、話にちゃんとオチがあるし、好きな二人の考えや声が聞けて楽しい!
自粛期間中は時間が豊富にあるから読書するのにはピッタリなんだけど、人の内面の動きとか、醜い部分とか、努力してきた過去とかが描かれている文章に触れてしまうと、今の自分はどうなんだ?となったり、過去のとっても嫌いな自分を思い出して精神的によくない。そんなときにエッセイはとってもいい。
朝井リョウの「時とともにゆとりぬ」や「時をかけるゆとり」もとっても面白くて、笑えるし自然と口角上がるから精神衛生上とっても良かった。
そのエッセイの中でのエピソードが、実際ラジオでも話されていることが多くて、「知ってる知ってる」とか、少し距離を縮めて話を聞けるのもさらにいい。
ラジオや本はいろんな人の考えに出会えるから好きだな。
意外性のあるラジオネームを作ったらまた報告します。